こんにちは!新人スタッフ・中村です。
自動車整備はまだまだ勉強中ですが、先輩方にサポートしてもらいながら、毎日新しいことを吸収しています!
このブログでは、そんな私が現場で学んだことや、お客様のお車の施工事例をレポートしていきます。
今回は自動車廃材のリサイクルについて、詳しく掘り下げてお届けします。
廃バッテリー、使わなくなったタイヤ、廃油、金属、プラスチック…
すべてリサイクルされる事実をご存じでしょうか?
整備業界の現場も、大切な資源循環に貢献しています。
🔋 バッテリーのリサイクル
使用済みバッテリーは、まず専門業者が鉛・プラスチック・電解液に分解されます。そして鉛は新バッテリーや別用途に、プラスチックは別製品へと再資源化されます。
このプロセスにより、有害物質の漏出を防ぎつつ、鉛資源の再利用を実現します。自動車用バッテリーは鉛や酸を含んでいるため、適切に処理しないと環境への悪影響が出る可能性があります。しかし現在では、使用済みバッテリーの多くが回収され、鉛を取り出して再利用する仕組みが確立されています。
▶ バッテリーの回収率は非常に高く、国内でも90%以上がリサイクルされているといわれています。
🛞 タイヤの再利用
役目を終えたタイヤは、そのまま廃棄されるのではなく、ゴムチップに加工されて舗装材や運動場のマットとして再利用されます。また、セメントの燃料や断熱材として使われることもあります。
▶ 実は、身近な場所にも再利用されたタイヤが使われていることがあるんです!
🛢 廃油の処理と再生
オイル交換で出る廃油も再資源化の対象です。廃油は油水分離やフィルタリングを経て再生重油として燃料化されたり、工業用の洗浄剤の原料として活用されます。
これはSDGs視点でも環境負荷の軽減に役立ち、CO₂排出量も抑えられる燃料として注目されています
▶ 廃油を下水や土に捨ててしまうと、広範囲に環境汚染を引き起こす恐れがあります。必ず適正処理を行うべきなんですね。
🧲 金属・プラスチックもリサイクルへ
廃車の車体からは鉄・アルミなどの金属、バンパーや内装のプラスチック部品が取り外され、素材ごとに分別・粉砕・再資源化されます。
特にプラスチックは種類ごとに丁寧に分別され、マテリアルリサイクル(容器や内装などへの再利用)と、用途不適な部分はサーマルリサイクル(熱利用)にまわされます
▶ 近年ではプラスチックの再利用率も向上しており、バンパーや内装材として再登場しているケースもあるそうです。
✅ なぜリサイクルが必要なのか?
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資源の節約:鉄や鉛などの一次資源の採掘量削減に貢献
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環境保護:廃材の不適切処分による土壌・水質汚染を防止
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CO₂削減:再生重油の導入で燃料利用時のCO₂排出が軽減
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法令遵守:自動車リサイクル法に基づき、適正処理が義務化されています
🌏 環境配慮は整備業界の責任でもあります
自動車業界では、こうしたリサイクルシステムを積極的に導入することで、地球環境への影響を減らす取り組みが進められています。
弊社の整備現場でも、廃棄物をただ「捨てる」のではなく、「正しく処理し、再利用する」ことを徹底しています。
🌱 みなさんにできること
カーメンテナンスの際に以下の内容を意識してみてください
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廃油やバッテリーは専門店や廃棄業者へ必ず引き取り依頼
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再生部品や中古部品を活用することで資源節約と費用軽減にもつながります
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タイヤ交換時は廃タイヤ処分込みの整備店を選ぶとスッキリ解決
担当 中村
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