【事例紹介】天井の垂れ下がり修理

「天井の布が垂れてきて、車内の見た目が気になる」
今回はそんなご相談で、天井生地の張替え修理を行いました。

実際に症状を見てみると、

天井の布が全体的に浮き上がり、ライトまわりや後部の部分にシワ・たるみが出ていました。

 

症状の状態

施工前の様子

まずは入庫時の状態です。
写真のように、天井全体がふくらみ、ところどころピンで仮止めされていましたが、生地の内部のウレタンが完全に劣化している状態でした。
天井の垂れ下がりは、内部のスポンジ(ウレタン)が加水分解で粉状に劣化することが主な原因です。
夏場の高温や湿気、経年劣化により接着力が失われ、表面の布が少しずつ浮いてしまいます。

中村|ピンなどで一時的に止めても、内部のウレタンが崩れているため、根本的な修理にはなりません。やはり一度すべて剥がして張り替えるのが確実です。

天井ボードの取り外し

グリップ・サンバイザー・ライトなどの内装パーツを外し、
慎重に天井ボードを降ろしていきます。
今回はリアゲート側から引き出すように取り外す必要がありました。

 

取り外しの様子から取り外し後

  • ルーフ裏が露出し、骨組みや断熱材が見える状態

  • 天井ボードは大型なので、2名での作業が安全

中村|車種によっては、リアゲートやピラー部を外さないと取り出せない構造になっているそうで、慎重に作業することで割れや歪みを防ぎます。

劣化した生地とフォームの除去

取り外した天井ボードの裏面を見ると、黄色く変色したスポンジが粉状になっており、手で触ると簡単に崩れます。
この部分をブラシとエアブローで徹底的に除去していきます。

その後、古い生地をすべて剥がし、裏面に残った劣化スポンジをブラシとエアで徹底的に除去します。
この下地処理を丁寧に行うことで、再発を防ぐことができます。

中村|この下地処理が一番大切だそうです。粉が少しでも残ると、接着が弱くなり、またすぐ剥がれてしまいます。

次に、新しい天井生地を専用の耐熱接着剤で貼り込み。
接着後はしっかりと乾燥させ、すべてのパーツを元通りに組み付けて完成です。

張替え後の仕上がりについて

張替え後は、車内全体が明るくなり、清潔感が一気にアップします。
布のシワやたるみがなくなるだけでなく、照明の反射も均一になり、
まるで新車のような印象に生まれ変わります。

作業期間は通常1〜2日ほど(乾燥時間含む)で完了します。
お車をお預かりしている間は、代車のご用意も可能です。

弊社でも天井張替えを受付中です!

 

天井の垂れ下がりは、どのメーカーの車でも経年で起こりやすいトラブルです。
当社では、国産車・輸入車問わず、純正風の自然な仕上がりで張替えを行っています。

「運転席の上だけ垂れてきた」
「後部座席の天井が気になる」
といった部分的な修理もご相談可能です。

お見積もりは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

天井の垂れ下がりは放っておくと広がり、運転中の視界や快適性にも影響します。
内部のウレタンが完全に劣化している場合は、早めの張替えがおすすめです。

 

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