こんにちは!新人スタッフ・中村です。
自動車整備はまだまだ勉強中ですが、先輩方にサポートしてもらいながら、毎日新しいことを吸収しています!
このブログでは、そんな私が現場で学んだことや、お客様のお車の施工事例をレポートしていきます。
今回は「ADAS(先進運転支援システム)」について勉強した内容を初心者向けにまとめます。
ADASってなに?
ADAS(エーダス)は「Advanced Driver-Assistance Systems」の略で、
ドライバーの運転を安全・快適にサポートするための先進技術の総称です。
運転中、私たちは
✅ 認知(周囲の状況を把握)
✅ 判断(どう操作するか決める)
✅ 操作(ハンドル・ブレーキ・アクセルなど)
という3ステップで運転していますが、ADASはこれらのステップを技術で補い、安全運転を助ける役割を持っています。
AD(自動運転)との違い
ADASは 「あくまで人が主体で運転、機械がサポート」
AD(自動運転)は 「機械が主体で運転、必要に応じて人が関与」 という違いがあります。
国土交通省・SAEによる自動運転のレベルは以下の通り。
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レベル1(運転支援):自動ブレーキ、ACC(車間距離制御)、LKAS(車線維持)など一部を支援
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レベル2(部分自動運転):ACC + LKAS の組み合わせ、高速道路での自動運転モードなど
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レベル3(条件付き自動運転):特定条件下でシステムが主体、必要に応じてドライバーが介入
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レベル4(高度自動運転):一定条件下で完全自動運転が可能で、運転者の介入は原則として不要
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レベル5(完全自動運転):あらゆる条件下で完全自動運転
ADASはレベル1〜2が該当し、ADはレベル3以上と位置づけられます。
ADASが注目される理由
✅ 交通事故防止(事故率が大幅減少)
✅ 運転負担軽減(渋滞・長距離で効果大)
✅ 将来の自動運転化へのステップ
例:スバル「アイサイト」搭載車では事故件数が非搭載車と比較して約61%減少し、追突事故は約84%減少との調査結果もあります。
ADASの代表的な機能
ADASには以下の機能が搭載されます。
✅ ACC(車間距離制御)
設定速度で走行しながら前車との車間距離を維持する機能。
✅ FCW(前方衝突警告)
前方の障害物を検知し衝突の危険がある場合に警告。
✅ AEBS(自動ブレーキ)
衝突の危険がある場合、自動でブレーキを作動。
✅ LDW / LKAS(車線逸脱警報・支援)
車線逸脱時に警告・自動で車線内へ戻す補助。
✅ BSM(死角モニタリング)
死角にいる車両を検知し警告。
✅ RCTA(後退時車両検知)
バック時に後方から横切る車両を検知し警告。
✅ NV/PD(夜間歩行者検知)
赤外線カメラで夜間歩行者を検知し警告。
✅ APA(高度駐車支援)
ステアリング・アクセル・ブレーキ操作を支援し駐車を補助。
思っていたよりもたくさんの機能があって驚きました💦
ADASを支える技術
ADAS機能の裏側には以下の技術があります。
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車載用カメラ:前方・側方の車両、歩行者、標識、車線認識
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ミリ波レーダー / LiDAR:距離・速度・障害物検知
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車載ECU:検知情報を処理しブレーキ・エンジン・ステアリング制御
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HMI(ヒューマン・マシン・インタフェース):警告・情報表示を適切にドライバーに伝える仕組み
中村の気づき(勉強メモ)
✅ ADASはあくまで人主体で、安全運転を支えるパートナーのような存在。
✅ 将来的にはADASで支えられた運転からAD(自動運転)へ移行する流れがある。
✅ 修理やバンパー交換時にはセンサー再調整(キャリブレーション)が必要な場合があるため、整備士業務でも重要な知識。
まとめ
✅ ADASは先進運転支援システムで、事故予防・運転負担軽減に貢献。
✅ AD(自動運転)との違いは「運転主体が人かシステムか」。
✅ 将来の自動運転社会の基盤技術として重要。
「どんな機能が搭載されている車がいいの?」
「自分に合ったADAS付きの車って何?」
という方も、お気軽にご相談ください。
皆様の運転がもっと安全・快適になる選択をお手伝いします。
担当 中村
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