夏にさしかかってきたこの時期高速道路を走行するとバンパーやボンネットに虫がべったりつくことがありますね
たかだが虫が付着しているだけと侮ることなかれ、こびりついた虫の体液をきれいに落とすのは手間がかかります
すぐに洗い落とせば水洗いやシャンプーを使って簡単に落とせますが
長く放置すれば変質したりしみ込んだようになったりで非常に頑固な汚れとなり、場合によっては落ちなくなります
先日、実際にこのような相談を受けました
「高速道路を走行してボンネットに大きな虫の死がいがへばりついるのは気が付いてはいたが一週間ほど洗車をせずに放置していました
洗車をしたところそこだけが変質してしまったのか凹凸ができている、どうにかなりませんか」と。
一部(50×3mm程度の細長い跡、大きさからすると虫だとすれば蛾とかでしょうか)だけ塗膜面ごと少し膨らんだようになっております、キズはありません。確かに何かが当たったとか薬品を垂らしてしまったとかでは無さそうです。となればやはり考えられるのは虫の変質によるものかもと判断しました
一週間放置してる間、炎天下の日もあったので熱せられたボンネットで虫を焼いてしまったとも考えられます
コンパウンドや薄めたシンナー等で磨き落としを試みましたが全く効果はありません
塗装屋さんにも診てもらい同じように磨いたりしておりましたが効果なし
最終的にはボンネット1枚塗装が必要との診断となり、お客様と相談の末、
妥協して小さな凹凸ですし純正の塗装をふいにしてまでやるほどではないということに落ち着きました
たかだか虫、されど虫ですね。